舞妓さんになる為に・・・と現在頑張っている「仕込みさん」にお話しを聞いてみました。
りおさんは、14歳の中学校の修学旅行で京都に来ました。その時のバスガイドさんの京都案内の説明の中で聞いた「舞妓さん」について、自宅に戻ってからも色々と京都や舞妓さんのことについて調べてみたそうです。今まで、どんな習い事も続かなかったので、りおさんのお母様は反対していましたが、一緒に母と舞妓さんになる為の面接に京都に一緒に訪れました。北海道にいる家族との連絡手段は『お手紙』のみです。携帯電話やテレビもお部屋にはありませんが、音楽を聴いたり、女将さんと一緒にテレビを見ることはあるそうです。
AM 10:00起床 歌舞練場(かぶれんじょ)で舞とお囃子のお稽古をしています。 置屋で女将さんと生活しながら、舞妓さんになる為に花街でのしきたり・京言葉・礼儀作法を教えていただいてます。 AM 3:00就寝
見習いになる→歌舞のお稽古→試験→半だらの帯に変わる
舞妓さんになるまでの約10ケ月間を『仕込みさん』といい、今りおさんはその期間です。自由な時間はほとんどありませんが、歌舞練場での練習時間が一番楽しいそうです。
見習いのこの『仕込みさん』の期間を終えると、りおさんも「舞妓さんデビュー」です。このデビューする時を『お見世出し』と言います。
りおちゃんの『お見世出し』、楽しみに応援しています
まだ若い、中学校卒業後、親元を離れ置屋での生活が始まります。その生活が始まって二週間ほどで辞めてしまう子もたくさんいます。舞妓さんには、簡単にはなれません。やる気・根性・忍耐力がとても必要です。りおちゃんは、3月13日に中学校を卒業し、その翌日に京都に来て頑張っています。卒業後遊んでしまうと、気持ちがぶれてしまいそうだから翌日に来られたそうです。きっと、この大変な仕込みさんの期間も頑張れる根性の持ち主でしょうね